就職活動をしようとしたときに、自宅から近いことや転勤が少ないことも理由ですが、自分な好きなものを仕事にしたいと考えたことが一番の理由です。ですから就活サイトでの検索キーワードは、自分が好きな「クルマ」。結果としてTGKがヒットしました。実際に工場見学をした時に、緻密な部品がみるみるうちにできあがってくるのを見て、物作りのおもしろさに惹かれました。
もちろんそれだけで入社を決めたのではないのですが、面接での人事担当者とのやりとりや、会社の雰囲気など、自分自身が緊張せずにリラックスしていたことに気づいたのも理由の一つです。他の会社も就活用に研究をしたのですが、TGKから内定をいただいた段階で入社を決めました。
TGKの新入社員研修は4月から7月まで。最初は座学なのですが、業務を覚えるために数週間程度の社内インターンシップで各部門での業務を経験します。実は私自身は文学部の出身。入社前はTGKの製品については、その仕組みや性能などをよく理解していませんでした。しかし実際に、製品を手に取りながら先輩社員や理系出身の同期のメンバーに複雑な機構の説明を受けたり、仕組みや役割を教えてもらいながら、徐々に理解を深めることができました。配属は第3営業部。ここでは国内の自動車部品メーカーを担当しています。
更に今会社では、新入社員の育成のあり方についてプロジェクトチームを組んで、新たな「人材育成制度」作りに取り組んでいます。
主に生産する製品についてのスケジュール管理が中心の業務となります。自動車用部品の量産にはいくつかの段階があり、弊社の部品を使うことが決まった段階では製品はまだ試作品の段階がほとんどです。その試作品をお客様である部品メーカーと一緒にテストを重ねながら、だんだんと量産化できるようにするのです。この量産化に向けたスケジュールの管理、また段階ごとの役割を管理します。
自動車に使われる部品は常に進化が求められる世界です。軽量化やコストダウンのための素材や部品、開発は必須です。お客様からのニーズに応えるべく、TGKは開発を行うのですが、こうしたニーズをピックアップするのも営業単担当の仕事でもあります。
一つは、営業部門と開発・生産が一体化しているところ。これはTGKの大きな強みであるといえます。製品のニーズをすぐに現場に、それもリアルに伝えることで、スピーディな対応が可能になります。営業担当としても手を伸ばせば製品に触れることができる、開発担当や製造担当と話すことができるのは大きなメリットです。私自身もお客様からいただいたリクエストいついて、この部品のこの部分を改良すればいいのだと、具体的な内容を素早く理解できるようになったと感じています。
TGKの自動車制御部品は現代のクルマにとってなくてはならない部品でもあります。グローバル展開によって製造する部品の数量も時には膨大な数になります。新車が発売されヒット商品となると、たくさんのオーダーをいただくことになります。その際に的確な納期で製品を納入できるかどうかは、営業担当としての常日頃の活動が大切になってくると思います。常にお客様との情報交換を心がけることが必要です。さらに実際の増産に対して素早く反応できる体制や的確なフローの蓄積が大切です。
現在担当しているお客様は海外にも拠点を持っています。将来はその海外拠点の担当をしてみたいなと考えています。語学をもっと勉強してチャレンジしたいと思います。